mikazukineko no hitorigoto

2000.11.10. ミカヅキネコの独り言

説明しておこう。"ミカヅキネコ"とは永井美奈子のマネージャーである私の愛称(?)で、永井が命名したものである。詳しくは「mc−elder」という音楽サイトで永井が書いている「ミカヅキネココラム」を見ていただきたい。
この「ミカヅキ〜」は音楽コラムという名目で書いてはいるが、単に私ことミカヅキネコをもてあそぶコラムである。その証拠に、コラムのトップページには、ご丁寧に永井直筆の私の似顔絵まで載っている。
しかしどうも納得がいかない。だって、その似顔絵はタレ目でニヤッと笑い、広いおデコに三日月マークのあるブサイクなネコなのだ。人間の私の似顔絵がなぜネコ?しかも、周りの評価はすこぶる良く、どうやらうまく特徴を捉えている傑作らしい。ますますもって納得いかんのである。
その"ミカヅキネコ"が誕生したのは、「mc−elder」の音楽コラムの連載依頼を受け、まずコラムのタイトルを決めようと、2人でメモ片手にお茶をしていた時のことだ。

私:「どうせならインパクトのあるタイトルがいいっすよねー」

永井:「音楽コラムだし、まずは"ミュージックネットクルージング(BS朝日で永井が司会を担当していた番組)"の話を中心に書きたいからさ、それに関連したタイトルがいいと思わない?」

私:「いいですねー。じゃあ番組名の頭文字をとってMNCなんてとうですか?で、カッコして"ミナコナガイコラム"。両方とも頭文字はMNCですよ」

永井:「うーん。"ミナコナガイコラム"ってベタだねぇ。でもMNCがタイトルで、サブタイトルをMNCに語呂合わせでつけるのはいいんじゃない?MNCが頭文字の言葉で面白いの何かないかな」

私:「"美奈子なんちゃってコラム""ミュージック永井コラム"・・」

永井:「だからさ、"美奈子"とか"永井"から離れようよ。どうせなら、全く無関係のものとかが面白いじゃん。例えば"メナードニューカラー"みたいなさ・・」

私:「えー、それはちょっと・・」

永井:「いや、だから例えばの話だって!」

私:「なるぼど」

しばし、2人してくだらないタイトル名をあげること数点― ちょっと考えるのに飽きてきた永井が、何か別のことを思いついたらしい。

永井:「ねえねえ、楠ちゃん(私)って何かに似てるよね・・」

私:「えー、どっかの女優さんとかですかぁー。うふ。んーとぉー、よく言われるのはぁー・・」

永井:「違う違う、"誰"じゃなくて"何"かってことだよ」

私:「ああ・・そっちか。前世は布団じゃないかって言われたことはありますけど」

永井:「は?布団?人間の前世って普通生き物じゃないの?布団って物だよ」

私:「そうなんですけど、私って寝るのが好きで、寝起きも悪いし、しょっちゅう布団の中にいたから、私の前世は布団かもしれないと思った時期があったんですよ」

永井:「なんじゃそりゃ!わけわからーん。しかもそれ、自分で勝手に思ってただけで人から言われたわけじゃないし。そうじゃなくてさ、なんかこう・・楠ちゃんって絵に書きやすそうな顔してるじゃない?・・」

うれしそうに何か書いている。

永井:「まず、おデコが丸くてこんな感じでしょ・・楠ちゃんのポイントはおデコだからね。で、目がギョーザで・・ぶつぶつ・・口はオバQぽくて・・鼻は・・なくてもいいや。うーん、我ながらいい出来!これどう?そっくりじゃない?」

はい。できました。私の顔を見ながら書いたのは、ブサイクなあやしいネコ。会心の作ですっかりご満悦な永井は、さらに何かひらめいたらしい。

永井:「お、このおデコの余った(!)スペースに三日月なんて書いちゃったりすると・・きゃーミカヅキのネコ!昔の"なめ猫"を思い出すねぇ。あれれ?"
ミカヅキネコ"って"MN"だ。"ミカヅキネココラム"で頭文字MNC!どうよ?タイトル決定じゃん!しかもイメージキャラクターまでできちゃった。楠ちゃんはこれから"ミカヅキネコ"だ!」

私:「・・あの・・それ本当に音楽とは何の関係もないんですけど・・。それに私のことはどうでもいいので・・」

永井:「いいのいいの。わかる人にはわかるから。この似顔絵のメモをさ、コラムの担当者に送って、私の表紙写真の横に入れてもらおうよ。うんうん、面白くなってきたねぇ。永井さんたら頭いいー」

かくして"ミカヅキネコ"は生まれた・・。私が納得いかない理由が分かっていただけただろうか。
永井美奈子の、このように天真爛漫で、無邪気で、そのくせ脇から人をザックリ刺すようなところを私は尊敬している。私にはとても真似できない、愛すべきキャラクターなのだ。 (・・と思う)

―「ミカヅキネコの独り言」は今後も真実に基づいた内容でお届け致します。