mikazukineko no hitorigoto

2001.5.17. ミカヅキネコの独り言 vol3

今度は永井妊娠。次から次へと、実に忙しい人である。やりたいことはすべてやろうというのは素晴らしいことだし、結婚が彼女にとても良い影響を与えているのもわかる。が、「アナウンサー」「学生」「主婦」「母親」という、二足ならず四足の草鞋を履くのはいかがなものだろう?三足でもいっぱいいっぱいだったのに、これはもう体力の限界に挑戦しているとしか思えない。
とりあえず、出産経験のない私としては、まず"妊娠とは何ぞや"という疑問を解決すべく、書店で「たまごクラブ」を買って読んでみた。そして驚いた。こんなにかわいい表紙なのに、何てストレートでダイレクトな内容なのだろう・・・当たり前だが、登場人物はほとんど妊婦で、保健の教科書のように図解まである。かなり勉強になった。明日にでも子どもが産めそうな勢いだ。早速永井にも見せると、「うーん、すごい・・・」と釘付けになっている。しかし、読むうちに感じたのは、当たり前だが妊娠は病気ではないということだった。もちろん、多少行動に慎重にはなるが、日常生活がさほど変わるわけではない。本人はいたってノンキな妊婦ではないか。油断はできないが、今のところ体調も良さそうだし、まあ、いざとなったら「たまごクラブ」で得た知識を披露してみよう。
そういえば仕事面でも、最近ナレーションの声に艶があってなかなか良い。以前、妊娠中で、しかもあえて臨月になってレコーディングをした歌手の方がいたが、妊娠中の声というのはそれほど状態が良いらしい。よしよし、ここは体調と相談しながら、アナウンサーの命でもある"声"でのんびりやっていこうではないか。昨年から挑戦している声優の仕事も、この4月からの大学院での勉強にしても、彼女は必ずものにしていくことだろう。

さて、納得したところで、最近の永井の近況報告をせねばなるまい。このところの環境の変化で、彼女の言動の面白さには磨きがかかっている。彼女は、色んな事に貪欲なあまり、注意力をどこかに落としてきたらしいのだ。
食欲旺盛な永井と、仕事の合間にラーメンを食べに行った時のこと。
三田の某店で、2人並んでつるつるとおいしくいただいた後、店を出ると、何か表でキャンペーンをやっている。何となく言われるままにクジを引いていたら、ジロジロと視線が痛い。あー、永井の顔がバレちゃったんだなと思い、早く切り上げようと永井を振り返ったその時、思わずのけぞった。その日永井は白いシャツを着ていたはずなのに、首元が青いのだ。ヒラヒラと風になびいているそれは、彼女がラーメンの汁でシャツを汚さないようにと、首にかけていた青いハンカチだった・・・そういえば、店を出る時も、店員のお兄さんがニコニコと愛想がいいなと思っていたが、あれは"ニヤニヤ"だったのか!妙な納得をする私の横で「このことネタにしないでね・・・」と小さくなっている永井に同情の余地はない。久しぶりに心地よい衝撃が走った。

また、妊娠により食生活も変わってきた。甘いものが苦手なはずの彼女が、最近では私と一緒にチョコレートの話ができるようになり、そば食いのはずが、いつのまにかうどん人になっていたりする。そんなある日、彼女は車内に500mlの牛乳をぶちまけるという失態をした。よく晴れた日の出来事だった。翌日の車内は、恐ろしい悪臭漂う空間になっていた。気温の上昇が、ベストな発酵状況をもたらしたらしい。私も牛乳ごときと甘くみていた事実は否めない。拭いたはずの牛乳が、スジ状になって乾いているのを発見してさらに驚く日々が続く。なかなかしぶとい代物なのだ。当然、仕事場に向かう道中は、窓はいつも全開だ。
しかし、実は永井がミカヅキネココラムでネタにした、私のお台場窓閉め会話事件の真相はここにある。(詳しくはinformation内から mc−elderのサイトへ)その日のお台場では、あまりに車内が臭くて恥ずかしいので、窓を閉めた後、うっかりそのまましゃべってしまっただけなのだ。決して、窓を開け忘れたわけではない。ちょっと窓におデコをぶつけはしたが、そんなことは大したことではない。不幸中の幸いとでも言うべきか、今のところお互い仕事上の失態はないのだ。そんな彼女のプロ意識に安心しながら、先日、臭う車内を再度点検してみた。?使用済みの割り箸が足元から出てきた・・・そういえば、うどん人デビューの永井は、最近よく車内でうどんを食べている・・・。 たとえ仕事に関係なくても、厳重注意が必要だと心に誓ったのは言うまでもない。