mikazukineko no hitorigoto

2003.5.7 ミカヅキネコの独り言 vol7

久々の登場である。
ミカヅキネコって?という方は、バックナンバーをご覧いただきたい。

さて、永井美奈子が出産を終え1年半が経とうとしている。
彼女の夫の言葉を借りると、「世界で一番美しい子」はおかげさまですくすくと育ち、もはや「世界で一番凶暴な子」という肩書きがついてもおかしくないほど元気だ。
その昔、永井がハーブを育てたり、音楽を聴いて過ごしたはずの空間は、いまや愛すべき息子が撒き散らしたヨーグルトやおかゆやらのしみで床のカーペットはまだらになり、あたりには鳴り物系のおもちゃがあふれ、もはやくつろぎとは縁遠い世界になってしまった。
怪獣息子(!)との格闘に備え、彼女の髪の毛も日々短くなる一方である。
そして月日とは、人だけでなくカーペットの色まで変えてしまうという現実を知るのだ。

そうそう、大学院生としての彼女の成長はいちじるしく、入学当初のアナログさからは想像もつかないほど、慶大藤沢キャンパスにふさわしい、デジタルな人間になった。
「斜めの矢印がかけない!」「添付ファイルが送れない!」などと騒いでいたのが嘘のようだ。
とはいえ、もちろん変わらないこともある。それは永井のキャラクターだ。
今回は、そんな彼女に対するプチ・クレームといこう。

そう、先日彼女の家で食事会をした時のことだ。その日もいつものように、美味しいお酒を飲みながら、親しい仲間とともに団欒のひと時を過ごした。大変けっこうである。
しかし、前から思っていたことだが、みんなで缶ビールを飲む時、私にだけ当然のように500ml缶を渡すのは何だろうか?いくら私がよく飲むからといっても、みんなが350ml缶なのに気を遣うではないか。だいたい500mlを同じペースで飲む方がかえって目立つ。私が女だということを忘れがちなのだ。
その昔、私が風邪を引いて寝こんだ時だってそうだ。持ってきてくれた差し入れの量が普通じゃない。私の身体を気遣って、お惣菜を買い込んできてくれたのはありがたいが、あれは食べきるのに1週間かかった。いくらなんでも20パック(しかも大盛り)は多すぎだろう。
それに私はお酒を飲み始めるとごはん類をあまり食べないのだが、一緒に食事をすると彼女は必ずごはんを炊いて、少しでもいいから食べろと言う。美味しいのだが、こう毎回だと罰ゲームにすら思えてくる。何というか、おせっかいのツボが面白い人である。

そういえば、先日の食事の際もごはんを炊いていたが、あの時はめずらしく失敗していた。私がお米を洗って、ザルにあけて鍋に乗せていた(彼女は鍋炊きをモットーとしている)のを、彼女は気づかずザルのまま火にかけたのだ。

何よりもごはんを大切にする彼女が、いざ、ごはん!と言って鍋の蓋を開けた時の、衝撃の顔は忘れられない。
ザルの中で干からびたお米が痛々しかった。

彼女いわく、「あなたといると、どうも調子が狂うのよね」ということらしいが、それは私だって同じだ。これまでの数々の失敗談や逸話も、永井と一緒にいることで起きているとしか思えない。お互いおかしな部分を増長しあう間柄なのか・・・。
だいたい私だって本来はまっとうな人間なのに、彼女と一緒にいるうちに周りから言動があやしいと言われ、いつのまにか勝手なイメージができあがってしまった。
そう、決して私だけがおかしいのではない。私の奇行と同じくらい彼女の奇行だって多いのだ。とても悲しいお知らせではあるが、やはり2人の間には何らかの法則や相乗効果があるに違いない。
きっとこの先も彼女と過ごせば過ごすほど、話題提供には事欠かないだろう。

それはまたいずれ紹介するとして、とにもかくにも、永井はますますたくましくやっている。できる範囲ではあるが、最近では朗読など声の仕事にも積極的だ。詳しくは、 このホームページのインフォメーションをご参考まで。
母親になってからの、やさしさや温かみの備わった、新たな永井美奈子を感じていただければ幸いである。

※"ミカヅキネコ"とは永井美奈子のマネージャーである私の愛称(?)で、永井が命名したものである。詳しくは「mc−elder」という音楽サイトで永井が書いている「ミカヅキネココラム」を見ていただきたい。